STLデーター変換の失敗原因は?
STLにデータを変換した時、デッカクなっちゃった!なんて事ありませんか?
私も3Dプリンターの運用をはじめた頃、3DCADのデータをSTL形式に変換していて、実際に造形してみたら設計寸法の1.5倍に出来上がってしまった、なんて・・・。そう言う失敗がありました。きっと皆さんもやってしまう失敗だと思うので、備忘録として紹介しておきます。
STL変換の実際の流れ
※ご使用のCADによって違うと思いますが、保存オプションが重要です。
3DCADでモデリングを終了し3Dプリンターで出力する場合、3DCADのデーターを書き出し保存しますが、その時ファイルの種類をSTLファイルにします。
この時、オプション(P)を確認しないで保存すると思わぬ失敗をしてしまうなんてことがあります。注意しましょう。
3DCADのアプリケーションの設定が大体日本語ヴァージョンなら単位がmmになっています。STLの単位も揃えないとダメなんです。単位のプルダウンを下げてみると・・・
インチ、フィート、センチメートル、ミリメートル、メートル、ミクロンと選択できるようになっています。3DCADの単位に合わせてミリメートルにしないとデッカクなってしまうようです。ですので必ず単位の確認を忘れないで下さい。一旦、STL形式で保存したらもう一度CADに読み込んでみると失敗が判ります。3Dプリンターで造形するには時間が掛かってしまうので材料や時間の無駄が無いようにSTL形式のデータをCADで確認するのをおススメします。
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助かりました!同じ失敗をしてたので本当に当記事が役に立ちました!
リョウ様 コメントありがとうございます。私も最初の頃何回も失敗していたので参考になればと思い記事にしました。お役に立てて良かったです。